ミョウバン水は『わきが』と『脇汗』を防ぐ効果を発揮する?

気になるワキのにおいに、ミョウバン水がいいという噂を、聞いたことがあるかと思います。

そこで、わきが臭と汗を抑えたい人のために、ミョウバン水の作り方や効果、活用方法をご紹介します。

 

わきが臭を抑制する方法とは?

「わきがが心配になって、人と接するのが不安になってしまった」 こんな風に、ワキガに悩む人も多いそうです。この様に重大な悩み種となるワキガ臭を抑制するのには、どんなやり方があるでしょうか? 根本的に、消臭の方法は、以下の3つがあげられます。

  1. においが起きる原因を取り去る
  2. より強い別のにおいで臭さを感じられなくさせる
  3. 中和させる

ワキガは体質からくる物では、においの原因を取り除くという方法について、考慮しましょう。

 

わきが臭の原因は、どこにあるのだろう?

人間の汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺があるけど、ワキガのにおいのもとは、アポクリン腺から出る汗です。 アポクリン腺から出される汗には、脂質やタンパク質やアンモニアなどが入っていて、それが体表における細菌によって分解されることで、鼻につくような偏執的なにおいを発します。

つまり、ワキガは、アポクリン腺からの発汗量がたくさんある体質(ワキガ体質)が原因です。 体質ですので、楽に原因を取り除くことなどできません。

重度のならば、アポクリン腺を切除する手術とかもないということはないですが、お金も必要になりますから、最後の手として考えた方が賢明です。

 

わきが臭+香水=更に悪臭になるケースも

本当のところ、ワキガ体質は、欧米人に多くみられます。 彼らがいつも香水やコロンを多用するのも、そのためです。しかし、欧米人は、香水でごまかそうという見解から香水を使うのではないです。

体臭と香りと組み合わせることは、適切なひとつとしての演出なのだそうです。 しかし、元々強い香りをあまり認めない日本人には、この方法は程よいとはいえません。

ワキガはもちろん強い香水や香料を重ねると、においがかぶさって、余計に気持ち悪く感じる人の方が多くいます。 市販のデオドラント剤に関しても、香料を気にしているという人もいます。香りでごまかす方法は、日本人にはあっていないようです。

 

緩和させるとワキガ臭が消える!?

アポクリン腺から出される汗が、体表の細菌によって細分化されることで、ワキガ独特の不愉快なにおいが発生するのですが、その細菌はアルカリ性を好みます。アルカリ性の体表では、その細菌が繁殖し易くワキガ臭も強力になります。

細菌の繁殖を阻止するには、アルカリ性の反対である酸性のものを加え中和させるのが正解。

 

ワキガ臭を抑制するというミョウバンとは?

ところで、ミョウバンと聞いても、はっきり分からないという人も多いのではないでしょうか。ですが、国内の台所では、なすの漬物の色落ち防止など、一般に使われてきた食品添加剤です。

今なお、スーパーの乾物コーナーとかで、100円くらいで手軽に購入できます。 化学的には、カリウム、アルミニウムなどの金属イオンと硫酸イオンが入った複塩で、硫酸カリウムアルミニウムとも言います。

白っぽい透明な結晶ですが、これを加熱処理した物が焼きミョウバンというもので、一般に市販されているものはこれに当たるのです。 今は、合成したものが大半ですが、もともと自然界にも存在し、温泉水などから採取していました。特に、大分県の明礬温泉が有名です。

 

ミョウバンの効能

ミョウバンには、多くの力を発揮します。 ミョウバンが食品に対して使用されるなら、なすの漬物の色落ち防止や、煮物のアク抜き、煮崩れ防止、ベーキングパウダーの原材料(膨張剤として)といった用途で使用されているのです。

また、古くから媒染液としても活用されており、染色に関しても欠かせないものでした。 それとは別でも、抗菌、殺菌作用や、消臭作用、制汗作用があり、台所以外に、スキンケアや美容の用途での使用が人気です。

また、デオドラント剤としてもミョウバンの歴史は古く、古代ローマでもデオドラント剤として用いられていたという文字もあるくらいです。

 

なぜミョウバン水がワキガにいい の?

このように、さまざまな作用をもつミョウバンですけれども、なぜ、ワキガや脇汗を抑制してくれるのか、ここでは、もう少し掘り下げてみてみましょう。

 

・抗菌、殺菌作用

ミョウバンは水に溶かすと酸性です。臭いにおいを作る細菌は、アルカリ性の環境にあると繁殖しますが、ミョウバン水は酸性のため、細菌の繁殖を抑えます。

このミョウバン水の抗菌、殺菌作用により、においを作る細菌が減少するために、結論として、においが減少するのです。

 

・消臭作用

ミョウバンは金属イオンを含んでいますが、金属には、消臭効果が期待できます。 とくにミョウバンは、アンモニア臭に対して優れた消臭作用を示してくれるでしょう。

脇の下は当然の事、ワキガ臭のする洋服や、ペットのトイレの消臭にもミョウバン水が奮闘します。

 

・制汗作用

ミョウバンには、収れん作用を挙げられます。収れん作用とは、組織の収縮をおこし、引き締める作用のことで、毛穴を締めてくれることから美容液といった化粧品によくみられる作用です。

また、この収れん作用は、汗腺を引き締め、汗が多量に出るのを減少させる働きもしてくれます。要するにおいの原因である、アポクリン腺からの汗が和らげられ、その結果、においが抑えられるのです。

上記で述べたように、ミョウバンには、ワキガ臭を生んでいる汗の放出を防ぐ一方で、細菌の繁殖を抑え、アルカリ臭を消す効果があることがわかります。

 

重曹でも消臭できるの?

余談ですが、消臭効果がある食品添加物としては、重曹も知られています。ただ、重曹とミョウバンでは、消臭できるにおいがズレます。

ミョウバン水が酸性で、アルカリ臭に対して、消臭効果を持つのに対し、重曹はアルカリ性なので、酸性のものを中和させる役割があります。普通の汗のにおいや、足のにおい、腐敗臭は酸性のにおいなので、それらの消臭には重曹が適切といえます。

しかし、ワキガのようなアルカリ臭のにおいには、酸性であるミョウバン水が効果があります。

 

ミョウバン水は安価で楽に手作り可能!

ミョウバンをワキガ対策に活かすなら、ミョウバン水にして使うのが効果的です。焼きミョウバンはスーパーで100円程度で売られていて、簡単に買えますし、安価なのも有難いところ。ご家庭で楽に作れますので、ぜひトライしてみてください。

 

ミョウバン水の作成法

・準備するもの

焼きミョウバン:16g

水道水:500ml

空のペットボトル

お好みのスプレー式ボトル

 

・作り方

空のペットボトルに焼きミョウバンと水道水を入れ、蓋をして1日?3日ほど冷暗所に置きます。ミョウバンは水に溶けにくいのですが、放ったらかしておくと自然に溶けます。

ミョウバンの粒が見えず、水が透明になって入れば原液の完成です。直接お肌にスプレーする場合は、10倍程度に薄めた原液を、スプレーボトルに入れて使うようにしましょう。

*注意事項:: 原液は冷蔵庫に入れておけば1ヶ月程度保存出来ます。初めて利用する時は、ミョウバン水を腕の内側につけて、アレルギーが出ないかどうか、アレルギーテストをしてからにしましょう。(稀にミョウバン水でかぶれる人もいます。その時は、濃度を薄くするなどアレンジしてください)

 

ミョウバン水の活用方法

作っておいたミョウバン水は、さまざまな用途で活用することができます。 ワキガ対策スプレーとして:原液を10倍に稀釈したものをスプレー式ボトルに入れて、脇に直接、スプレーします。

お風呂やシャワーの後など、清潔になった状態のもとで噴射する方が効果が長持ちします。ただ、外出先や、職場にもスプレーを持参し、心配になったときに、トイレでなどでシュッとひと吹きすると不安や心配はいりませんね。

 

じっくりとパックで

時間のあるときは、スプレー液を染み込ませたコットンを脇に下に貼り付けてパックしましょう。 パックする時間は3分から5分、お風呂上がりなどがちょうどいいと思います。スプレーよりもしっかりと長く消臭できます。

 

入浴剤として

入浴剤として使えば、ワキだけでなく、全身の消臭、殺菌効果が期待できます。 ミョウバン水の原液50mlと10円玉を20枚程度湯船に入れておけばミョウバン風呂の出来上がり。

お湯に入ると体表は弱アルカリ性になるのですが、水に溶けたミョウバンは酸性なので、中和する効き目があるというわけです。 そこに10円玉を加えると、銅イオンの効果で殺菌効果がよくなります。

消臭に加え、殺菌効果も望めますので、ワキガの人は勿論、アトピーの人にもいいというのが一般的です。 ワキガ臭の洗濯物の消臭ワキガ臭は、衣服に移ります。

衣類に残ったワキガ臭対策としても、ミョウバン水が使用できるのです。 ミョウバン水の原液50mlをすすぎの水に加えるだけの簡単さ。あとは、普通に脱水して干すだけです。

*注意事項::ミョウバン水は、あまり濃い濃度で使用したら金属を腐食するかもしれません。使用の際には、濃度と量に注意してください。 また、追い炊きができる風呂釜などでの使用は止めた方がいいでしょう。

 

ミョウバン水でも対応できない匂いには?

ワキのにおいが気になってきたとき、ワキガかもと思ったら、安価で、手軽なミョウバン水を試してみる価値はあります。 ミョウバンは、食品添加物ですし、スキンケア商品にも使用されているものなので、敏感お肌の人にもオススメです。

ただしミョウバン水は、あくまでも消臭、抗菌作用、制汗作用があるだけで、ワキガそのものを治療するものではありません。軽度のワキガであれば、ミョウバン水を継続使用することで、においがほとんど気にならなくなったという意見も聞かれますが、全てのワキガの人に役立つとはいいきれません。

ミョウバン水を1~2ヶ月使ってみても、あまり効果に現れないなら、重度のワキガである可能性もあります。その際は、ワキガ専用のデオドラント剤を使うか、皮膚科などに相談するなどの対処が要されてくるでしょう。

体質やワキガの程度によって、対処の仕方や治療法はさまざまです。自分独自のやり方をぜひ見つけて、ワキガのにおいにサヨウナラしてくださいね!